デモをやることは、誰にたいしても法で保証されている権利です。
黙っていてもマスコミは報じてくれない。黙っていても行政は動かない。
黙っていても政治家は問題にしない。
なぜなら、それまでのシステムの中で利益を得てきた人々は、対策を講じることで利益を失うからです。
組織というものはどうしたって腐敗し、硬直していくものです。
それらの不備や腐敗、硬直によって国民の健康より企業や権力者の利益が優先され、多くの国民の声が無視される社会は健全とは言えません。
それに対して怒っていいのだし、あらゆる方法で怒りを表明していいのです。
そうすることで始めて機能不全を克服でき、民主主義は実現されます。その方法の一つがデモです。
デモによって、納得していない人たちがいることを見せていく。
同意をしてくれる人たちを増やしていく。
マスコミにもとりあげさせ、世論をつくっていく。
デモに参加することで、同じことを考えている人たちがいることを確認する。
意見を交換することで理解を深める。
自分の知らなかった情報を得る。
声をだしていいのだと知る。
そこで人と知り合うことで、別の行動を始める。
「そんなことをしても世の中は変わらない」と言う人たちがいます。違います。
「そんなことをしても世の中は変わらない」と言う人たちが多いから、世の中は変わらないのです。
選挙で投票していれば世の中はよくなると思っているからこうなった。
政治家に任せておけばいい。役人に任せておけばいい。マスコミに任せておけばいい。
そんな考えがこの社会をつくってきました。
選挙に行くことも大事です。
しかし、それだけでは足りない場合もあるのです。
彼らに選挙民の意思を伝えるには、手紙を出す、メールを出す、直接話しかけるという手段もありますが、デモで伝えることもできます。
選挙という方法の欠陥を補う手段がデモでもあるわけです。
とにかく意見があったら言ってみる。デモはどんどん、むやみやたらにやったらいいのです。