宇沢弘文没後10年 社会的共通資本 いままでの30年 これからの30年 (uzawa-scc.jp)
世界的経済学者・宇沢弘文が提唱した「社会的共通資本」。
その長女である占部まり氏が代表を務める宇沢国際学館は、この概念の普及に取り組まれてきました。
過去30年を振り返ると「失われた30年。テクノロジーの進化が世界を変えた30年。産業や経済が変化し、自然・経済・人間の関係が問われた30年。日本の高齢化と人口減少。世界の人口増加、環境問題、異常気象、貧困、分断、戦争・・・」といったワードで表現されます。
そこで、これからの30年に向けて注目する概念が「社会的共通資本」です。
日本で最もノーベル経済学賞に近づいたとされる世界的経済学者・宇沢弘文は著書『社会的共有資本』の中で以下のように語っています。
すべての人びとがゆたかな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力ある社会を安定的に維持する。それを可能にする自然環境と社会的装置が「社会的共通資本」である。
引用:『社会的共通資本』(岩波書店)
「社会的共通資本」とは全ての人びとが、ゆたかな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力のある社会の安定的な維持を可能にする自然環境と社会的装置です。市場原理主義から独立し守ることが社会の成熟に重要であるとしています。
これからの30年。すべての人びとがゆたかな生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力ある持続的な未来に向かう。そのために本イベントでは「社会的共通資本」をキーワードにTalk Stageや分科会、Exhibition & Networkingが開催されます。
コンテンツ
・Talk Stage
平和、コミュニティ、サイエンス&テクノロジー、地方、都市、自然環境、アート etc… さまざまな角度から、現代と未来における社会的共通資本を再解釈するトークセッション。有識者が集い、過去から未来への転換を想像するステージ。
・分科会
「経済活動と社会的共通資本」「教育と社会的共通資本」「エネルギーと社会的共通資本」の3つのテーマでパネリストと参加者がインタラクティブに議論し、これからの社会的共通資本をともに考える。
・Exhibition & Networking
宇沢弘文の書籍展示や社会的共通資本にまつわる展示、参加者同士の交流ができるカフェエリア。リアル開催だからこその出会いや議論が生まれる。
タイムテーブルの詳細はこちら
日時
2024年 9月27日 (金)10:30~17:30 (10:00開場/受付開始)
リアル会場のみで開催(オンライン配信及びアーカイブ動画配信はありません)
場所
国際連合大学 & 地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
東京都渋谷区神宮前5-53-70国連大学ビル1F
※国連大学ビルと地球環境パートナーシッププラザは同敷地内です
参加費用
一般チケット:3000円
学生チケット:1500円
その他、書籍付きチケットやランチボックス付きチケットもご用意しております。
お申し込み
こちらのPeatix [ https://substack.com/redirect/77dc8935-d02a-48db-acaa-27d430d1f9f6?j=eyJ1IjoiNDlkNTJrIn0.JvLd5ME2b6L3wOtrIQcZNv71S70eDbX_hhChgQsWC7g ]
よりお申し込みください
主催
宇沢国際学館
宇沢国際学館は、世界的に著名な経済学者・宇沢弘文が提唱した「社会的共通資本」を共有することに取り組む機関。
設立者である宇沢氏の理論を広め、これからの社会のあり方を模索するため、講義や研究会、シンポジウム、書籍やエッセイの出版などを行う。
宇沢弘文の長女である占部(宇沢)まりが代表を務め、様々なイベントやワークショップを通じて社会的共通資本の普及啓蒙活動を展開している。