映画『春をかさねて』『あなたの瞳に話せたら』の上映会を来年はやります。監督は、宮城県石巻市出身の佐藤そのみさん。

2024年は、映画『春をかさねて』『あなたの瞳に話せたら』の上映会をやります。

監督は、宮城県石巻市出身の佐藤そのみさん。東日本大震災の経験を基に制作した自主映画です。

佐藤監督は、東日本大震災当時は、中学生。実の妹さんが、大川小学校6年生。津波で亡くなられています。

遺族として、様々な葛藤を経験した上で、「この映画を作らなければ、前に進めない」というような、覚悟を感じる映画でした。

私も拝見しましたが、素晴らしい映画でした。

一人でも多くの方に見て頂きたいので、2024年のどこかで、上映会を企画します。

佐藤監督も、ご都合が合えば、会場に来てくださり、アフタートークもやっていただけるようです。

個人的に、今から楽しみです。


<作品概要>

『春をかさねて』(2019/劇映画/45分)

震災から1ヶ月が過ぎた、とある被災地。震災で妹を亡くした14歳の祐未は、この経験を発信しようと、次から次へと訪れる記者からの取材に応えていく。一方で、同じく妹を亡くした幼馴染・れいは、東京からやってきたボランティアの大学生へ恋心を抱き、メイクを始める。ある放課後、祐未はそんな彼女への嫌悪感を吐露してしまう。

*震災直後の石巻市大川地区を舞台にしたフィクション。出演者は石巻市民を中心に集め、2019 年3月に撮影を行った。


『あなたの瞳に話せたら』(2019/ドキュメンタリー/29分)

多くの犠牲を出した“石巻市立大川小学校事故”にまつわるドキュメンタリー。撮影は、震災から8年半が過ぎた2019年12月。大川小で友人や家族を亡くした当時の子どもたちは、あれから何を感じ、どのように生きてきたのか。それぞれが故人に宛てた手紙を織り交ぜながら、自身も遺族である「私」が、カメラを持って向き合う。

*『春をかさねて』撮影後、日本大学芸術学部映画学科の卒業制作として撮影した。
東京ドキュメンタリー映画祭2020 短編部門「準グランプリ」「観客賞」受賞作品。


以下のyoutubeもご覧ください。映画の背景がよく分かるかと思います。

タイトルとURLをコピーしました