シンポジウム「少年院100年の歩み・矯正教育の現状と課題~個々の特別なニーズに応じた矯正教育の在り方を模索して~」

※日本特殊教育学会と矯正教育のことについても、以下、説明させていただきたいと思います。よろしければお付き合いください。

障害児者教育に関する研究活動のイメージが強い「日本特殊教育学会」ですが、城戸幡太郎・初代理事長が「特殊教育学研究」第1号の「刊行のことば」の中で、「たとい異常と認められる社会不適応の行動であっても、その矯正が可能であれば、それはやはり特殊な教育の問題である」と述べているように、1963年の学会設立当初から、矯正教育は特殊教育の中で議論されるべきものと認識され、現在の矯正教育部会につながる行動問題部会が設けられて、実践や研究が積み重ねられてきました。

非行のあった少年を「特別な教育的ニーズ」のある存在としてとらえ、「非行からのリハビリテーション」というタイトルの下、少年院だけでなく司法、学校、福祉等様々な領域から共通のキーワードで話題提供を受けて議論する自主シンポジウムを毎年続けるといった取組も行われていました。

 このような経緯もあって、少年院創設100周年という節目の年に、今次第61回大会の中で学会企画シンポジウムを開催することとなりました。

 本シンポジウムでは、少年院の歴史を振り返るとともに、2015年に「特殊教育課程」から改編された「支援教育課程」を取り上げ、同矯正教育課程を実施している少年院から話題提供していただくこととしています。矯正教育のこれからの課題を整理し、その在り方を模索する一つの機会になればと考えています。

今大会の会場には、当日参加申込みを受け付ける窓口がありません。

本シンポジウムに参加するには、会員、非会員を問わず、7月31日月曜午後6時までに大会ホームページ、もしくはチラシQRコードから今大会への参加申込みを済ませていただく必要がありますのでご承知おきください。併せて、参加費等の振り込み等の詳細も、ご確認ください。https://www.jase.jp/taikai61/

 1 日時:2023年8月25日(金)15:15~16:45

 2. 場所:横浜国立大学(横浜市保土ケ谷区常盤台79-2)

 3. テーマ:
   日本特殊教育学会第61回大会 学会企画シンポジウム
  「少年院100年の歩み・矯正教育の現状と課題~個々の特別なニーズに応じた矯正教育の在り方を模索して~」

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