ブリトニー・スピアーズが貢献 カリフォルニア州が成年後見制度に関する法律を改正 | カルチャー | ELLE [エル デジタル]
2008年から成年後見制度の適用を受けているブリトニー・スピアーズ。
過去13年間、後見人を務めるジェイミー・スピアーズから制度を利用した虐待を受けてきたと証言し大きなニュースになった。
彼女の告発がきっかけでカリフォルニア州議会が成年後見制度に関する法律の見直しに動き出した。
そして改正された法が先週成立した。
テレビ局「CBS」の報道によると新しい法律では透明性を強化、100万ドル(約1.1億円)以上の財産を管理する後見人にはそのための訓練を受けた専門家を任命する。
また被後見人が法的代理人をコントロールできるように、つまり弁護士を自分で選択できるようにする。
また後見人が被後見人の最善の利益のために行動していないことを裁判所が見つけた場合には最高5万ドル(約500万円)の罰金が課せられるという。
ジェイミー・スピアーズ(Jamie Spears)、ブライアン・スピアーズ(Bryan Spears)、ジェイミー・リン・スピアーズ(Jamie-Lynn Spears)、ブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)、リン・スピアーズ(Lynne Spears)
この改正を提案した州下院議員のエヴァン・ロウは「私たちはブリトニー・スピアーズの悲痛な事件が世間の注目を集めているのを見てきた。
しかし苦しんでいる家族の事例は他にも数千とは言わなくても数百はある。
私たちは彼らとその愛する人たちが必要としている支援を受け取れるよう、私たちの力でできるすべてをしなくてはいけない」とコメント、改正のきっかけになったのがブリトニーの事例であると語っている。
先月裁判所はブリトニーの父ジェイミーが彼女の後見人の立場を完全に退くよう決定、彼女と弁護士が希望する会計士が暫定的に彼女の財産を管理することを認めた。
彼女が告発の声を上げた結果ではあるけれど他の人の状況も改善するという大きな成果を生み出した。
ブリトニーの影響力、そして彼女の証言が全米に与えた衝撃の大きさを物語っていると言える。