■上映作品
『わたしを演じる私たち』(2024年/89分)
■作品解説
2021年に横浜で始まったOUTBACKアクターズスクール。
精神疾患を持つ人たちが、自らの実体験を盛り込んだ演劇公演に挑む、その過程に密着した。
メンバーの豊かな個性がそのまま劇中のキャラクターとなり、それぞれの困難な人生が、ユーモアに反転されて物語へと紡がれる。
公演が近づくにつれ、緊張から体調を崩すメンバーも現れる。
舞台というフィクショナルな空間に各々の人生が凝縮され、演劇はドキュメンタリーへ変容する。
■スタッフ
撮影:飯田基晴 常田高志 土屋トカチ
編集:飯田基晴
監督:飯田基晴
製作:映像グループ ローポジション
助成:横浜市地域文化サポート事業・ヨコハマアートサイト2022
<上映予定>
日時:8月31日(土) 14:00~
会場:横浜市ことぶき協働スペース
主催:ヨコハマDOCS
https://www.facebook.com/events/1472565266715783/?ref=newsfeed
■日時
2024年9月3日(火)
主催:ビデオアクト上映プロジェクトhttp://videoact.seesaa.net/
18時15分/開場 18時30分/開始
上映後、監督の飯田基晴さんと中村マミコさん(OUTBACKアクターズスクール校長)を交えた、トーク&ディスカッション有。
■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分
■参加費
500円(介助者は無料/予約不要)
■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
Eメール:jyouei@videoact.jp
■神奈川県横浜市にあるOUTBACKアクターズスクール。
ここでは、精神障害当事者が自らの実体験を盛り込んだ脚本による演劇活動が続けられている。
演じる俳優陣も当事者たち。それぞれの人生は、演劇へと結実する。そこから、日本社会が見えてくる。
■OUTBACKアクターズスクールとは
コミュニケーションに苦手意識を持つことの多い精神障害当事者にとって、演劇は他者と関わる練習になります。
失敗をしてもやり直せるし、失敗から気づきを得たり、面白い場面が生まれることもあります。
スクール生たちの中には、病を経ることで、例えようもないほどの苦しみや葛藤を抱えてきた人も少なくありません。
ですが、その経験故に得た生き抜く強さ、知恵、豊かな人間性があると思っています。
そうした個性を演劇という装置で解き放った時、魅力的な姿とともに、多くの人の心に響く表現が誕生すると考えています。
text by 中村マミコ(OUTBACKアクターズスクール校長)