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「人生の最期」を考える―逝き方は生き方 | 中下 大樹 | [公開講座] 早稲田大学エクステンションセンター (waseda.jp)
曜日 | 木曜日 |
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時間 | 15:05~16:35 |
日程 | 全4回 ・07月25日 ~ 09月05日 (日程詳細) 07/25, 08/01, 08/22, 09/05 |
目標
・2025年問題、多死社会の現実、3000人の死に立ち会って見えてきた現実を知る
・死生観・人生観を養う
・宗教(主に仏教)的な視点も踏まえ、生と死の問題について議論する
講義概要
2025年問題を持ち出すまでもなく、日本社会は今後急速な「多死社会」を迎えます。
しかし、私たち一人一人は、確固たる死生観を持っているのでしょうか?
誰もが避けることが出来ない「死」の問題ですが、その問題を、家族や友人達と正面から語り合うことは、まだまだ難しい現状があります。
だからこそ、この講座では、宗教者としてホスピス(緩和ケア病棟)で多くの方の死を看取り、3000件以上の葬送支援、東北や能登の被災地支援など、講師が実際に経験した「生と死」の現場の話を具体例を挙げつつ、解説していきます。
その上で、人が生きる事、死ぬ事を肯定的に捉え、現代の多死社会への理解を深め、自らの死生観・人生観を養います。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 07/25 | 生と死の現場(末期医療・葬送支援・被災地)からの報告 | 末期医療・葬儀や墓・被災地等、3000人以上の死を見てきた講師の体験をもとに、人間の「生と死」の現場からの報告。 |
2 | 08/01 | 孤独と不安の中で生きる私たち | 現代に生きる人間の死生観・宗教観について考察し、人間とは何か?という根源的な問題について考察します。 |
3 | 08/22 | 答えから問いへ〜正解のない問題に向き合う〜 | 宗教とは、安易な答えを提供して、一件落着とするのではなく、問いを大切にし、苦悩する人間に寄り添うものです。 死の臨床現場の様々な問題を通じ、仏教的死生観について考察します。 |
4 | 09/05 | 逝き方は生き方〜生まれてきて良かったと思える人生とは〜 | 「死」を考えることは、「生」を考えること。受講生の皆様と共に、死生観について語り合います。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆講師が一方的に話すだけの講座ではありません。
受講生の皆様と顔の見える関係を目指すと共に、感染症対策を行いつつ、可能な限り、語り合うことを重視します。
しかし、発言することが苦手な方は、他の受講生の皆様のお話を聞いていただくだけでも結構です。
他の受講生の方の話を丁寧に聞くだけでも、学べることがたくさんあると考えております。
老若男女問わず、どなたでも受講できます。
講師紹介
中下 大樹
真宗大谷派僧侶、労働者協同組合「ワーカーズ葬祭&後見サポートセンター結の会」代表理事
大学院でターミナルケアを学んだ後、真宗大谷派(浄土真宗)僧侶となる。
その後、緩和ケア病棟(ホスピス)にて末期がん患者数百名の看取りに従事。
病院退職後は、大学で教鞭を執りつつ、僧侶・葬儀社スタッフ、社会福祉士・精神保健福祉士として、多くの生活困窮者の葬送支援を実施。
その他、東北の被災地支援、孤独死・貧困・自殺対策、成年後見人等の活動も行っている。
著書は、ホスピスや被災地の報告『悲しむ力』(朝日新聞出版)、『あなたならどうする 孤立死』(三省堂)、『死ぬ時に後悔しないために、今日から大切にしたいこと』(すばる舎)、『何があっても生きる〜孤立・貧困・自死の連鎖を断つ〜』(佼成出版社)など他多数。