オンライン講演会「シリアの短編小説、女性、戦争」

オンライン講演会「シリアの短編小説、女性、戦争」を以下の通り、ご案内します。

3月18日(月)18:00-20:00、シリア人の短編小説家イブラヒーム・サミュエル氏とジャーナリストのリーム・ホーリー氏をお招きし、オンライン講演会「シリアの短編小説、女性、戦争」を実施いたします。

本来、3月11日に大阪大学で実施予定でしたが、航空便遅延により中止となったため、同様の演題と内容でご講演いただきます。


視聴希望の方は、以下のグーグルフォームにてご登録願います。


https://forms.gle/6i1QcgvTztKbTwf57

*阪大企画では、講演に先立ち、映画「カーキ色の記憶」の上映を予定していましたが、この講演会では、映画の上映はありません。講演のみとなります。


講演趣旨:
シリアでは半世紀以上にわたる独裁政権の支配とその後の戦争により何ら未来への展望がみえません。

しかし、その内側では作家やジャーナリストなどが自由を基盤とする健全な社会を築くための無数の知的な努力を重ねてきました。

この企画ではシリアの短編小説家サミュエル氏に、自身とアラブの短編小説との関わりについて、またジャーナリストのホーリー氏に、シリアにおける女性と戦争という主題でお話しいただきます。

アラブ文学だけでなく、シリア問題や難民問題に関心のある学生や市民の方々にもご視聴いただき、現地の知識人との意見交換の時間をもてればと願います。

日時: 2024年3月18日(月) 18:00-20:00

講演者:イブラヒーム・サミュエル氏(短編小説家)
    リーム・ホーリー氏(ジャーナリスト)

司会:岡崎弘樹(亜細亜大学)

通訳:森晋太郎(アラビア語通訳者)

ディスカッサント:岡真理(早稲田大学)

内容:

開会あいさつ

サミュエル氏の講演「短編小説との旅」
ホーリー氏の講演「シリアにおける戦争と女性」

質疑応答

<サミュエル氏の略歴>
1951年、ダマスカス生まれ。ダマスカス大学哲学部に入学後、独裁政権を批判した青年運動組織に加わり、1977年に拘束。1980年まで収監される。1988年に最初の短編小説集『重い足取りの香り』を発表、2002年までに4冊の短編小説集を刊行し、作品集あるいは個別の作品が英仏伊蘭、ブルガリア、日本語などに翻訳されている。シリア滞在の欧米・日本人留学生を対象としたアラビア語講師としても知られ、2015年以降に在アンマン・フランス研究所教官を務める。

<ホーリー氏の略歴>
1971年、ダマスカス生まれ。1994年にダマスカス大学文学部ジャーナリズム科を卒業後『アル=ハリージュ』など湾岸系の新聞、ロンドン発行『ハヤート』紙、ヨルダンの女性誌『ターイキ』などで寄稿・編集・調査を務めたほか、アラブ諸国のメディア関係者会議にも複数参加。シリアではJICAでアラビア語講師、現在は在アンマン・フランス研究所教官を務める。

主催:科研費若手研究「近現代アラブ思想・文学における「共存」構想とその実践」(研究代表者:岡崎弘樹)/科研費基盤研究(A)「トランスナショナル時代の人間と「祖国」の関係性をめぐる人文学的、領域横断的研究」(研究代表者:岡真理)/科研費基盤研究(C)「近現代アラブ文学における地理的世界表象に関する基礎研究」(研究代表者:福田義昭)

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