「社会的共通資本を考える」特別編・講演『社会資本と社会的費用~素材から体制へ~』
本日 2023年7月9日(日)午後3時~4時半 於 京都・法然院本坊
お話:大阪市立大学名誉教授・滋賀大学元学長 宮本憲一先生
・民間資本(市場経済)から見た「外部経済」である社会資本の定義と「外部不経済」である公害=社会的費用の定義を示した。
・現実は社会資本も社会的費用も資本主義の基盤であって、市場経済機構の外部性として理論化しなかったのは決定的誤りである。私の政治経済学の基礎理論はそれらを包摂した。
・それがどのように変化し、政治経済社会問題を生み、どの様な政策を提起すべきかを書いた。
社会的共通資本と未来寄附研究部門@京都大学人と社会の未来研究院
オンラインと対面のハイブリッド開催です。オンラインでご参加の方は下記へお申し込み下さい。
参加費は無料です。お申し込みサイト→ https://event-scc230709.peatix.com/view
対面でご参加の方は法然院サンガへお申し込み下さい。
お問い合わせ先:宇沢国際学館
event.sccf.ifohs@gmail.com
社会的共通資本を考える特別編として、日本において環境経済学の基盤を構築した宮本憲一大阪市立大学名誉教授にご登壇いただきます。
宮本憲一氏は、環境経済学をはじめ、財政学、地方財政論、地域経済学、自治論など多くの分野での日本における第一人者であり、その知的活動の領域は経済学の範疇におさまるものではありません。
宇沢と水俣などの多くの現場を共にした”戦友”宮本氏に、お話を伺いながら、未来について考えていきたいと思います。
宮本憲一
1930年生まれ。大阪市立大学名誉教授、滋賀大学名誉教授(元滋賀大学学長)。専門は環境経済学、財政学。『社会資本論』(有斐閣)、『環境経済学』(岩波書店)、『戦後日本公害史論』(岩波書店、学士院賞受賞)など著書多数。