<まもなく締め切り>2月開講・早稲田大学社会人講座「宗教と現代社会~親鸞聖人の生き方に学ぶ~」

労働者協同組合「結の会(ワーカーズ葬祭&後見サポートセンター)」の代表・中下が講師を務める、2月開講の早稲田大学社会人講座が、まもなく締め切られます。

親鸞聖人の生き方に学ぶ講座です。受講料が必要ですが、どなたでも学べます。

2月~3月の土曜日の午前中、三回の連続講座です。

受講生の平均年齢は70歳前後ですが、若い方でも参加できるように、土曜日の午前中に講座は開講しています。

安心して悩み、生きていくための力を、親鸞聖人の生き方から学んでみませんか?

詳細・申し込みは↓

宗教と現代社会―親鸞聖人の生き方に学ぶ | 中下 大樹 | [公開講座] 早稲田大学エクステンションセンター (waseda.jp)


日時 ①2023年2月18日10時半~ ②2023年2月25日10時半~ ③2023年3月4日10時半~

会場  東京都中野区中野4-22-3(JR中野駅北口徒歩10分)

     早稲田大学中野国際コミュニティプラザ1F

交通アクセス | 公開講座 早稲田大学エクステンションセンター (ex-waseda.jp)

講師  中下 大樹(真宗大谷派僧侶、社会福祉士)

曜日土曜日
時間10:30~12:00
日程全3回 ・02月18日 ~ 03月04日
(日程詳細)
02/18, 02/25, 03/04

目標

・そもそも宗教とは「生きるとは何か?」「人間とは何か?」「何故、死んで逝かなければならないのか?」など、人間の根源的な問いから生まれたものです。そして、それら究極的な問いを大切にし、安易に答えを提供するのではなく、苦悩する人間そのものに寄り添ってきたのが仏教であり、浄土真宗の宗祖・親鸞聖人です。


・親鸞聖人は、①答えではなく、問いを大切にした仏者②分からないということを大切にした仏者③関係性(人とのつながり)を通して、思いもかけない方向から、様々なことを教えられることを大切にした仏者です。


・この講座では、親鸞聖人の言葉や生き方に学びつつ、緩和ケア病棟(ホスピス)での末期医療、認知症、尊厳死、孤立死、相続対策、葬儀・墓を巡る諸問題等、死の臨床現場での講師の経験をもとにお話させて頂きます。その上で、自身の生き方を見つめ、安心して悩み、正々堂々と生きていく覚悟を養いつつ、人間存在そのものを正面から根源的に問うことを目標とします。

講義概要

2025年問題を持ち出すまでもなく、日本社会は今後急速な「多死社会」を迎えます。

しかし、私たち現代人は、確固たる「死生観」や死に対する「哲学」を持っているのでしょうか?

人生の最期に「生まれてきてよかった。幸せだった」と心から言える人生を、私たちは送っているでしょうか?


この講義では、親鸞聖人の生き方に学びつつ、私たち自身の生き方を根本から見つめ直し、生きること、死ぬことを肯定的に捉え、現代の多死社会への理解を深めます。

その上で、死から目を背けず、各人がどのように死を迎え、自分らしい生を全うするかを考えることを通じ、仏教的死生観を養い、よりよい「生」を考えるきっかけとなるような講義を目指します。

各回の講義予定

日程講座内容
102/18現代に生きる人間の問題点緩和ケア病棟(ホスピス)での末期医療、認知症、尊厳死、孤立死、相続対策、葬儀・墓を巡る諸問題等、「死の臨床現場」での話を、講師の経験をもとにお話しさせて頂いた上で、現代に生きる人間の問題点について考察します。
202/25宗教とは何か〜答えから問いへ〜宗教とは、安易な答えを提供して、一件落着とするのではなく、問いを大切にし、苦悩する人間に寄り添うものです。それが仏教であり、親鸞聖人の教えです。現代社会の様々な問題を通じ、仏教的死生観について考察します。
303/04「愚かさ」の大地に立つ人間はどこまでいっても自己中心的な存在です。その眼で、良い悪い・勝った負けたと呟き、一喜一憂しているのが、私たち凡夫の姿です。この救われない私に対し、救わずんばやまんと呼びかけ続ける仏の教え(本願)について考察します。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆講師が一方的に話すだけの講座ではありません。受講生の皆様と顔の見える関係を目指すと共に、感染症対策を行いつつ、可能な限り、車座になって語り合うことを重視します。

しかし、発言することが苦手な方は、他の受講生の皆様のお話を聞いていただくだけでも結構です。他の受講生の方の話を丁寧に聞くだけでも、学べることがたくさんあると考えております。老若男女問わず、どなたでも受講できます。

講師紹介

中下 大樹  真宗大谷派僧侶、社会福祉士

大学院でターミナルケアを学んだ後、真宗大谷派(浄土真宗)僧侶となる。その後、緩和ケア病棟(ホスピス)にて末期がん患者数百名の看取りに従事。病院退職後は、大学で教鞭を執りつつ、僧侶・葬儀社スタッフとして、二千人以上の生活困窮者を中心に葬送支援を実施。その他、東北の被災地支援、孤独死・貧困・自殺対策、市民後見人などの活動も行っている。

著書は、ホスピスや被災地の報告『悲しむ力』(朝日新聞出版)、『あなたならどうする 孤立死』(三省堂)、『死ぬ時に後悔しないために、今日から大切にしたいこと』(すばる舎)、『何があっても生きる〜孤立・貧困・自死の連鎖を断つ〜』(佼成出版社)など他多数。

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