和歌山県の和歌山刑務所。400人が収容されている関西で唯一の女子刑務所。
ここでは、14年もの間、毎週火曜日、刑務所ラジオが放送されている。
リスナーは刑務所に服役する受刑者たち。
受刑者たちは年に1回、思いを綴ったリクエストカードをラジオDJへ届ける。
リクエスト曲が実際に放送されるかどうかは、放送のその瞬間までわからない…
娑婆(しゃば)での思い出、出所後の希望、家族への思い…リクエスト用紙には、ひとりひとりの人生への思いが綴られている…
受刑者たちの様々な心境が交錯するこのラジオ番組、DJを務めるのは大阪の寺の住職・巖水法乗さんと、和歌山で司会業を務める向井千恵子さんの2人。
長年ボランティアでこの活動を続ける2人の思いとは?
塀のなかで流れる音楽に、思いをはせる受刑者たちの人生模様に触れとともに、刑務所ラジオが受刑者にどんな影響をもたらすのか…?