6.7.8日の3連休“ボランティア 問い合わせも控えて” 石川県 | NHK | 令和6年能登半島地震
6日からの3連休について、多くの被災地ではボランティアなどの受け入れ態勢が整っておらず、石川県などは現時点では問い合わせなども控えてほしいとしています。
石川県
石川県では珠洲市と内灘町、それに加賀市の3か所で災害ボランティアセンターが開設されていますが、珠洲市と内灘町では被害の全容が確認できていないため、ボランティアの募集を始めていません。
募集の開始時期はSNSなどで発信する予定で、電話での問い合わせは控えてほしいとしています。
加賀市については参加できるのは市内在住、または勤務する中学生以上のみで6日から活動を始めるとしています。
“個人からの支援物資 控えて”
能登半島地震の被災地への支援物資について、石川県は人手の確保の観点などから現在は受け入れが困難だとして個人からの支援物資は控えて欲しいと呼びかけています。
石川県によりますと個人からの支援物資は、少ない量を仕分けして配送する手配が必要になるため人手の確保や作業効率の観点から現在のところ受け入れが難しいとしていて、個人から直接持ち込むことなどは控えてほしいと呼びかけています。
一方、企業や団体からのまとまった量の支援物資については、県の厚生政策課で受け付けていますが、必要な物資の確認や調整を行うため、支援を考えている企業や団体はすぐに物資を送るのではなく、事前に厚生政策課に連絡してほしいとしています。
また各地の自治体からも支援物資を送る動きが始まっていて、物資は受け入れ拠点となっている金沢市内の施設に集められ、自衛隊によって陸路や空路などで被災地に運び込まれるということです。
富山県
富山県では、県によりますとこの3連休は氷見市が募集を行っていますが、対象は富山県内在住の高校生以上となっています。
新潟県
新潟県では、県によりますとこの3連休はすでにボランティアの募集が定員に達したため現在、募集を行っていないということです。
詳しくは各自治体のホームページなどをご確認ください。
石川県「能登地方への不要不急の移動 自粛を」
能登半島地震の発生後初めての週末を迎える前に、石川県は救援や救助活動を優先したいとして、能登地方への不要不急の移動を自粛するよう呼びかけています。
能登地方では、自衛隊や警察、それに消防などによる、救援や救助活動が続けられていますが、県によりますと道路の渋滞で支援物資の配給が滞るケースがあったということです。
石川県は緊急車両の通行や支援物資の配給を優先したいとして、6日からの3連休で個人的なボランティアや不要不急の外出による能登地方への移動を自粛するよう呼びかけています。
また、石川県は能登地方へ個人による支援物資の搬入も控えるよう呼びかけています。