#入管法改悪反対 入管法改悪法案の廃案と帰国できない事情のある仮放免者に在留資格を付与することを求めます!

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1 入管法改悪法案を廃案に

入管が「送還忌避者」と呼ぶ、退去強制処分を受けて送還の対象となっている人たちに対して、難民申請者の強制送還を認め、また、刑罰を科すことによって送還を促進しようとするような入管法改悪法案は廃案にしてください。

2 仮放免者に在留資格を

難民申請者、未成年者や日本に家族がいる人、日本に生活基盤がある移住労働者などの帰国できない事情を抱えた仮放免者が、安心して日本で生活できるように、在留資格を付与してください。

2023年1月、政府が本年度通常国会において入管法改悪法案を再提出する方針を固めたことが報道で明らかになりました。2021年度に提出された入管法改悪法案は、同年3月6日に、名古屋入管の収容施設でスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさんの死亡事件が起きたことをきっかけに、当事者、支援者、弁護士、市民、学生らによる社会世論の強い反対を受け、政府はその法案の成立を断念しました

入管法改悪法案の中身は、国際的な人権基準を満たさないばかりか、非人道的な方向へ逆行する内容となっています。この入管法改悪法案の目的は、入管の法的権限を更に強化し、入管が「送還忌避者」と呼ぶ、退去強制処分を受け、送還の対象となっている人たちのほとんどを、刑罰を科して送還を促進し、しかも、難民申請者の強制送還を可能にするものです。

しかし、「送還忌避者」の大半は、母国に帰ると命の危険がある難民申請者、未成年者を含む日本に家族がいる人、日本に生活基盤がある移住労働者など、本国に帰国できない事情を抱えた人たちです。刑罰を科しても、彼らの帰れない事情がなくなるわけではありません。

法案が成立してしまえば、送還を忌避せざるを得ない人たちの、自殺を含めたより強い抵抗と犠牲を生み出してしまい、入管が言う「送還を促進する」目的など実現できません。

この入管法改悪法案は、日本社会全体を排外主義の方向へ向かわせ、それを実際にあらわしていく権力を入管に与える法案です。日本社会で生活する市民として、二度とウィシュマさん死亡事件を繰り返さぬように、そして、現在も収容されている人や仮放免状態に置かれている人たちの生命や生活、権利を守るために、入管法改悪法案提出に反対しなければなりません。

入管法改悪法案の提出を阻止し、廃案まで追い込み、帰国できない事情を抱える人たちが在留資格を獲得できるように、ともに声をあげましょう!

皆さんひとりひとりの声が大きな力となります。ご賛同いただける方はぜひ、ご署名をお願いいたします。

▶入管闘争市民連合 入管法改悪反対の声明文

https://www.ntsiminrengo.org/_files/ugd/dfe355_0a662bf5799a45c2b6ed0203bfc27ba4.pdf

▶入管闘争市民連合パンフレット「なぜ入管で人が死ぬのか~入管がつくりだす『送還忌避者』問題の解決に向けて~」

https://www.ntsiminrengo.org/_files/ugd/fe6c0f_ca49684949b241a98830da69dee21c85.pdf

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