1998年7月に起きた和歌山毒物カレー事件の真相を検証したドキュメンタリー。
無実を訴え続ける林真須美・死刑囚について、夫や息子へのインタビューを通して毒物カレー事件と保険金詐欺事件との関係を考察するとともに、取材を進める監督の二村真弘が事件の闇に飲み込まれていく様子などを映し出す。
1998年、夏祭りで提供されたカレーに猛毒のヒ素が混入し、67人がヒ素中毒を発症、4人が死亡した。
逮捕された林真須美は容疑を否認したが、2009年に死刑が確定する。
真須美が無実を訴え続ける中、映像では夫の健治が自らも関わった保険金詐欺について告白。
さらに、息子が母の無実を信じるようになった理由を語る。