【緊急開催】●1/22(日)16:00開始 ※Zoomウェビナー
「イランに生きる女性の声」
2022年9月13日、ヒジャブ着用を義務づける法律に違反したとして、22歳のマフサ・アミニさんがイランの首都テヘランで逮捕され、その後亡くなりました。
アミニさんの死を受け、イランでは「女性、生命、自由」とのスローガンのもと、抗議運動が各地に広がっています。
抗議運動に参加した人が逮捕されたり暴力に晒されたりしているとの報道にも関わらず、抗議運動は勢いを増し、ここ数年で最も大きなものへと発展しています。
今回の緊急企画「イランに生きる女性の声」では、この一連の出来事の背景にあるもの、また、フェミニスト革命という大きな流れの中に今イランで起きていることをどのように位置づけることができるのかを、みなさんとともに考えます。
現在のイランに生きる女性のひとりとしてお話をしてくださるのは、平和活動家・平和学研究者として活躍するエラヘ・プヤンデさんです。
1979年のイスラム革命以降のイランの女性の経験に焦点をあて、法律や文化面にも話を広げながら、歴史的背景や今イランで起きていること、それらと女性の権利とがどうつながっているのかをお話しくださいます。
また、昨今の国際情勢にも照らしてコメントをくださるのは、国際政治学者の高橋和夫さんです。
【エラヘ・プヤンデさんプロフィール】
イラン在住の平和活動家。テヘランのシャヒード・ベヘシュティー大学で法学修士(国際法)、学士(法学)を取得したのち、英・ブラッドフォード大学でロータリー平和フェローとして平和・紛争・開発研究の修士号も取得。平和教育、持続可能な開発、国際情勢、化学兵器軍縮、ジェンダーの分野で研究を行っており、複数のNGOや公的機関での勤務を経験し、現在、フリーランスとして活動している。2013年には、ピースボートの第80回クルーズに「インターナショナル・スチューデント」(国際学生)として乗船した。
【高橋和夫(たかはし かずお)さんプロフィール】
国際政治学者、放送大学名誉教授。大阪外国語大学外国語学部ペルシア語科卒、コロンビア大学国際関係論修士、クウェート大学客員研究員、放送大学教員などを経て2018年より一般社団法人先端技術安全保障研究所会長。主な著書に『燃えあがる海/湾岸現代史』(東京大学出版、1996年)、『イランとアメリカ―歴史から読む「愛と憎しみ」の構図』(朝日新書、2013年)、『中東から世界が崩れる―イランの復活、サウジアラビアの変貌』(NHK出版新書、2016年)、『中東の政治』(放送大学教育振興会、2020年)など。
■日時:2023年1月22日(日) 16:00~17:30
■場所:オンライン配信(Zoomウェビナー)※アーカイブは残りません。
■参加費:無料(要申込)
■主催:国際NGOピースボート