世界中いたるところで、全米民主主義基金=NEDが「各国の民主化を支援する」という建前で「活躍」し、本章で掲載した数知れぬ紛争を巻き起こしてきたが、実際に「民主化」された「標的国・地域」は非常に少ない。
ほとんどはエンドレスの紛争と混乱を巻き起こしただけで、合計すれば数千万にのぼるかもしれない命
を奪いながら、アメリカの軍事産業が儲けているだけなのである。
アメリカの軍事産業を繁栄させるために、第二次世界大戦後の人類は、ひたすら混乱と紛争の中に追い込まれて、尊い命を奪われてきたのが実態だ。
その原因は、NEDは「平和を目指す組織」ではなくて「第二のCIA」であり、「民主を武器化するマシーン」でしかないからと言えないだろうか?
習近平が狙う「米一極から多極化へ」265p