袴田巖さんに一刻も早い正義を!
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元プロボクサーの袴田巖さんは、1966年、働いていたみそ製造会社の専務一家4人を殺害した容疑で逮捕され、死刑判決を言い渡されました。
逮捕から57年、ねつ造の疑いのある証拠に基づき死刑判決が確定してから43年、これまで一貫して無実を訴えて闘い続けてきた袴田巖さんのやり直し裁判が昨年10月にようやく始まり、予定では、今年5月にすべての審理が終わる見通しです。
そもそも再審が認められた背景には、検察側の証拠がどれも不十分だと東京高裁が判断したことがあります。
東京高裁は死刑判決の決め手となった証拠が、捜査機関によってねつ造された可能性すら指摘しました。
しかし、検察はこれまでの9回にわたる再審公判でも、ねつ造された可能性のある証拠を再度持ち出し、これまでと同じ主張を繰り返しています。
袴田巖さんは3月10日に88歳になりました。
これまでずっと巖さんを支えてきた姉の秀子さんも91歳になり、これ以上の苦難の日々を過ごさせるのは人権侵害以外の何物でもありません。
検察に対し、ねつ造の可能性を指摘された証拠の排除と、迅速な結審への協力を要請してください!
集まった署名は、4月中に法務省と検察に提出する予定です。
まだ署名されていない方は、ぜひ、最後にご協力をお願いします!
▽ 署名に参加する
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/jp_202308.html