厚生労働省の調べで、2022年に介護関係の就業者数が初めて前年を下回った事が分かった。
賃上げが広がる他業種へ流出した人の増加が要因という。
来年度の介護報酬改定に向けて介護職の処遇改善策の議論も本格化しているものの、財源の壁は厚く同省内には懸念が広がっている、、、
介護職は過酷にも拘わらず、待遇が他職種より見劣りがする事が要因となって人材不足を招いてきた、、、
或る厚労省OBは「現役時代、『介護難民』という言葉を避けてきたが、介護からの人材流出を食い止めないと、本当にこの国は介護難民で溢れ返ってしまう」と危機感を募らせている。
「厚労省ウォッチング」 集中 2023年12月号