早稲田大学講演会詳細↓
http://www.projectwatan.jp/archives/activities/activities-3160
シリア人作家の講演会と上映会のご案内です。
シリアの短編小説家、イブラーヒーム・サミュエルさんと、ジャーナリストのリーム・ホーリーさんをお招きし、早稲田大学(9月23日)にて、両氏の講演会とシリア映画の上映会を開催いたします。
みなさまのご来場をお待ちしております。
【日時】9月23日(土)14:00-18:00(開場13:30)
【会場】早稲田大学 戸山キャンパス 36号館581教室
キャンパス・マップ↓
https://waseda.app.box.com/s/lwwbo30xn58b1mjoahvthnmbrad5xqrm
◆いずれも申込不要・入場無料
【企画主旨】
シリアでは、半世紀以上にわたる独裁政権の支配とその後の戦争により、何ら未来への展望がみえません。しかし、その内側では、作家やジャーナリストなどが自由を基盤とする健全な社会を築くための無数の知的な努力を重ねてきました。
本企画では、1970年代以来の弾圧の経験を語る記録映画『カーキ色の記憶』を上映するとともに、映画に登場するシリア人短編小説家イブラーヒーム・サミュエル氏に、シリアの短編小説家としての経験や祖国との関係について、また、リーム・ホーリー氏に、女性ジャーナリストとしての経験と祖国観をお話していただきます。
アラブ文学だけでなく、シリア問題や難民問題に関心のある学生や市民の方々にもお越しいただき、現地の知識人との直接的な交流の時間をもてればと願います。
◆プログラムは、各会場の上記リンク先をご覧ください。
【講演者プロフィール】
イブラーヒーム・サミュエル氏
1951年、ダマスカス生まれ。ダマスカス大学哲学部に入学後、独裁政権を批判した青年運動組織に加わり、1977年に拘束。1980年まで収監される。1988年に最初の短編小説集『重い足取りの香り』を発表、2002年までに4冊の短編小説集を刊行し、作品集あるいは個別の作品が英仏伊蘭、ブルガリア、日本語などに翻訳されている。シリア滞在の欧米・日本人留学生を対象としたアラビア語講師としても知られ、2015年以降に在アンマン・フランス研究所教官を務める。
リーム・ホーリー氏
1971年、ダマスカス生まれ。1994年にダマスカス大学文学部ジャーナリズム科を卒業後『アル=ハリージュ』など湾岸系の新聞、ロンドン発行『ハヤート』紙、ヨルダンの女性誌『ターイキ』などで寄稿・編集・調査を務めたほか、アラブ諸国のメディア関係者会議にも複数参加。シリアではJICAでアラビア語講師、現在は在アンマン・フランス研究所教官を務める。
主催:
・科研費基盤研究(A)「トランスナショナル時代の人間と「祖国」の関係性をめぐる人文学的、領域横断的研究」(代表者:岡真理)
・科研費若手研究「近現代アラブ思想・文学における「共存」構想とその実践」(代表者:岡崎弘樹)
・科研費基盤研究(A)「空間・暴力・共振性から見た中東の路上抗議運動とネイション再考:アジア、米との比較」(代表者:酒井啓子)